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笑顔の理由その9:安全な建物・タイルの話

2012年3月6日

「笑顔が増えるお部屋」をテーマに、現在リノベーション工事中です。

昨今、日本のあちこちで地震が発生しています。お引越しをされるときに、建物の耐震強度はどうなっているの?と心配してお尋ねになる方もいらっしゃいます。1981年に新耐震基準が設けられ「震度6程度の大地震に対しては、建物の倒壊を防ぎ人命を守る」という規定ができているので、1981年以降に建てられた建物に関してはこの基準をクリアして設計・工事が行われているはずです。(1981年以前の建物が耐震構造になっていないというわけではありません。それ以前にも耐震基準はありましたが1981年以降はさらに強化されたということです。)もちろん天災に関してなので地震が起きても絶対大丈夫ということは言えません。ですが、基本的に建物はある程度の地震に耐えうるような構造になっているとお考えください。

しかしこのガイドラインは躯体に関するものです。装飾、とりわけタイルに関して耐震の規定はありません。建物に関してはある程度まで耐えうるとしても、はがれているタイルは少しの揺れでも破損してボロボロ落下していきます。たとえば4階から、10センチ×4センチの陶器の破片が地震のたびに落ちてくるとしたら…そしてたまたま下に人がいたとしたら…考えるだけでとても恐ろしいことです。

タイルはそもそも、はがれてくるものです。これは年数が経ってくれば否応なく発生するもので、タイル張りの建物の宿命というべきものかもしれません。ただはがれている状態は、外から見ただけではなかなか判別がつきません。他のタイルと隣接してさらに目地で継いであるので、実際には躯体から剥離していてもすぐに落下するわけではありません。タイルや目地に亀裂が入ったりするとそこから落下して、そこではじめてタイルの剥離に気づかれる方がいらっしゃるのですが、そういうことが起きている時はすでに見えない部分での剥離は相当進行している場合がほとんどです。タイルが一枚だけはがれているというよりも隣接する面で剥離していることもよくあります。この場合、落ちてきた時には数枚がまとまって壁状になって落ちてくるということも考えられます。

私たちは塗装工事の際に、赤外線カメラ撮影と徹底的な打診検査を行い、一枚一枚タイルの浮きを診断します。タイルの浮きがみられるところにはピンを打ちこみ、さらに強力な樹脂接着剤を注入して、タイルと建物を密着させます。そうすることで地震が起きてもタイルは建物に張り付いたまま落下することはなく、タイルの雨を心配することなく屋外に避難することができます。

建物には人が住んでいます。とくに賃貸住宅では何世帯もの家族が住んでいます。安全であるということが大前提のことなだけに、なかなか入居前に調べる機会もありません。しかしタイル剥離工事をしている、いない、では建物の安全度が全然違います。見た目ではなかなかわからないだけについつい見過ごしがちですが、もしもの時の差は大きいと思います。

建物をまもる=入居者をまもる、ということだとおもいます。この工事をされているオーナー様たちは入居者の方の安全を常に考えていらっしゃるんだなあ、といつも感じるところがあります。もちろんフレール大塚もこの工事を完了させております。パッと見ただけではほとんど工事箇所がわからないのですが、数百本に及ぶステンレスの杭と特殊な樹脂でタイルと建物がガッチリ密着しています。

文章をご覧になる限りではちょっとイメージしづらいかとは思いますが…ご興味のある方はオープンルームの際にでもお気軽にお尋ねください。オープンルームもいよいよ今週末にせまってまいりました。今週の土日は、ちょっとコーヒーを飲みに行く感覚でフレール大塚へお越しください。花山手の2DKフレール花山手もオープンルーム同時開催しております。もちろんこちらの建物もタイル工事済みです!

(写真は実際の工事風景です)